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ピアノ - Piano

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概要

ピアノ(Piano)はオルガン?と並ぶ鍵盤楽器の代表であり、また鍵盤楽器奏者にとっての基本中の基本となる楽器でもある。楽器略号?はPf. 漢字では洋琴。ピアノを弾く人のことをピアニストという。

他の鍵盤楽器をやる場合も、ピアノの演奏技術を持っているとかなり違う。また3〜4歳頃からピアノの教育を受けていた人の指の動きは、中学生くらい以降になってから始めた人と隔絶たる差がある。音楽好きの子供には、男女問わず、ぜひ幼稚園から小学校低学年くらいで習わせておきたい楽器である。

分類

基本的にグランドピアノ?アップライトピアノ?に分類される。

その他電子ピアノ?ロールピアノ?トイピアノ?など、「ピアノ」と名が付く楽器はあるが、基本的にはピアノの類似品と考えたほうが良い。

演奏法

両手の指で鍵盤を(叩くように)押して演奏する。音の余韻などの調整のために3つのペダルを使用する。鍵盤を強く打つと大きな音が出て、弱く打つと小さな音が出るので、ひじょうに表現力の高い楽器である。

オルガンとの違い

ピアノはハンマーで弦を叩いて鳴らす打弦楽器?であり、オルガンは管に空気を送り込んで鳴らす気鳴楽器である。このため、ピアノの音はギター?などと同様に減衰音?であり、オルガンの音は持続音?である。持続音は指を離せば音が停まるが、減衰音は一度音を出すと減衰は音任せだし(ただしペダル操作によってコントロールは可能)、また音が消えてしまうということは、ある程度の間隔で鍵盤を叩き続ける必要があるということで、両者は同じ鍵盤楽器でも、かなり演奏の要領が異なる。

多くの鍵盤楽器演奏者の経験から、ピアノの基礎がある人はオルガンも弾けるが、オルガンしかやってない人がピアノを弾くのは難しい。それで、小さい頃はピアノを習っておいた方がいいと言われるのである。

特に現代ではパイプオルガン?を弾く機会はめったになく、オルガン奏者の多くは電子オルガン?を弾くので、電子オルガンでは「オルガン的な弾き方」と「ピアノ的な弾き方」の両方ができることもあり、ピアノ流で押し通すことも可能である。

ピアノの構造

グランドピアノ?アップライトピアノ?で、かなり構造は異なるものの、鍵盤を指で押してハンマーが弦を打ち音が出るというのは同じである。

鍵盤は C,D,E.F,G,A,B の音が出る白鍵と C#(D♭),D#(E♭),F#(G♭),G#(A♭),A#(B♭)の出る黒鍵とに別れる。一般的なピアノでは音名?でいうとA0(Midi 21)からC8(Midi 108)までの88個の鍵盤が装備されている(白鍵52個、黒鍵36個)。この広い音域がまたピアノの特徴にもなっている。

この鍵盤を押すとそれでハンマーが動いて弦が打たれるようになっている。弦が鳴るとこの振動が響板と呼ばれる柾目(まさめ)の板に伝えられ、これが振動して音が増幅されるようになっている。

グランドピアノの場合は、上部を覆っている大屋根を開けると、更に音が響くので、コンサート会場でグランドピアノはこの大屋根を開けた時にそれが観客席を向く向きにピアノを置かなければならない。つまり、鍵盤がステージの下手の方に向くように置くことになる。

ピアノのメーカー

ヤマハ?, カワイ?, スタインウェイ?, ベーゼンドルファー?, ベヒシュタイン?などが代表的なメーカーである。

日本国内ではやはりヤマハとカワイのピアノがいちばん売れているが、スタインウェイはピアノを弾く人にとって、頂点とも言うべき憧れのピアノであり、コンサートでは(ヤマハやカワイが主催のもの以外)スタインウェイを弾く人が多い。コンサートホールや録音スタジオでの装備率も高い。

ピアノの歴史

ピアノに先行する打弦式鍵盤楽器としてはチェンバロ?(ハープシコード)、クラヴィコード?などがあった。ピアノはそれらの技術をもとに、1700年頃、フィレンツェのBartolomeo Cristofori di Francesco (1655.5.4-1731.1.27)が発明したとされる。

初期の頃はPiano Forte と呼ばれていたが、後に略してPiano と呼ばれるようになる。従来の打弦鍵盤楽器に比べて音の強弱が出ることから、この名前になったものだが、現代でも使用されるピアノの略号 Pf というのはこの本来の名前から来ている。

モーツァルト?の活動した時期は、鍵盤楽器の主流がチェンバロからピアノへと移っていく時期であった。