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フォーク - folk

フォーク(folk)とは、1960年代頃以降に日本で流行した、西洋音階の短調?音階を主として使用した、アコスティックギター?による伴奏?を主とし、よりも歌詞?を重視した、叙情的な歌曲?の傾向である。

元々はアメリカで民謡を歌う歌手をフォークシンガーと言った。つまりフォークというのは元々は「フォークソング?」であった。ところが、そのフォークシンガーが次第に民謡ではなく、自作曲を歌うようになり、特にベトナム戦争の時代には反戦歌?、政治的なプロテストソングとして歌われることが多くなった。「花はどこへ行ったの?」などはこの時代の名曲である。楽器も初期の頃は、バンジョー?などが多く使われたが、次第にギター?を使う人が多くなる。

一方日本ではその手の反戦歌?のようなものは流行らず、当時の高度経済成長期を背景とした、若者たちの悲哀や恋愛を歌った歌が流行する。吉田拓郎?、ガロ、かまやつひろしなどがこの時代の初期の代表者である。

彼らはアメリカのフォークシンガーにならってギター?(主としてアコスティックギター?)を使用したが、音楽性としては、むしろ昭和初期頃からの演歌の影響が強く、またファン層も比較的近い傾向にある。(しかしフォークの音楽家たちもファンも演歌とフォークがつながっていることを概して認めたがらない)

この傾向は、グレープ、さだまさし?かぐや姫?などが活躍した1970年頃まで流行するが、その後、渡辺真知子付近から、商業的にはロック?とフォークが融合したニューミュージック?が流行るようになり、多くのフォークシンガーも「ニューミュージック・アーティスト」と呼ばれることが多くなった。

これに対して1990年代になると、ゆず・19などの「ネオ・フォーク」のアーティストが生まれ、路上ライブなどを背景に1960-1970年代のフォークサウンドを彷彿させるような音楽をまた生み出している。