ポップス(pops)とは、流行性のある音楽であるが、その定義は人によってかなり異なる。また、ポップスに分類すべきかロック?やフォークなどに分類すべきか、悩むようなケースも多々ある。また、フォークやR&Bなども、ポップスの一分野とみる人もある。
日本のポップスを J-POP、韓国のポップスを K-POP と言うが、音楽の傾向として、そんなに差異は感じられない。
アイドル歌手が歌うものをアイドル歌謡と言うが、アイドル歌謡の中にもしっかりとした作りになっており、普通のポップスとみても遜色が無いものも多い。
演奏者自身が作曲したかどうかで、ポップスとロック?を分けると考える人もあるが、他人の曲を演奏するロックバンドもあるし、自作曲を歌うポップス歌手もいるので、基準としては「分類の参考になる」程度であろう。
また一般に歌詞のある曲が多いが、イージーリスニングもポップスの一分野と考えると、ポップスに歌詞は必須でもない。またスキャットで歌うポップスもある。
「ポップス歌手」と呼ばれるのを嫌う人たちもおり、「ロック歌手」とか「R&Bシンガー」などと自称する場合もある。また「アイドル」と呼んでもらえるのは、たいていの場合20代までなので、アイドルとして売っていた歌手が20代半ば以降も活動し続けている場合、一般にポップス歌手とみなされる。しかしかつて沢田研二?は40歳までアイドルで居たいと(「ザ・ベストテン」で)発言した。
また明らかにアイドルであった人がある時期から急に路線転換して、大人向きの歌詞・アレンジの曲を歌い始める場合もある。この場合、ファン層も大きく変化する場合もある。多くはセールス的に落ちてしまうが、SMAPなどのように路線転換後にむしろ大きく売れるようになったケースもある。女性歌手の場合は、結婚や出産を機にこの手の路線転換をする人も多い。
演歌とのボーダーラインという感じの曲や歌手もいるが、一般にはヨナ抜き音階?を使っているものは、演歌とみなされることが多い(但しGO!GO!7188?のようにヨナ抜き音階でロックをしてしまう人たちもいる)。