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電子楽器 - Electronic Musical Instrument

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概要

電子楽器(Electronic Musical Instrument)とは、電子回路の働きにより音を生み出す楽器である。アナログ電子楽器とデジタル電子楽器に大別できる。

電気楽器との違い

電気楽器?は、元々物理的な手段で発生した音を電気的に増幅するものである。ただ、電子楽器との区別が微妙なものも存在する。

元々が物理的な手段で音が発生していても、それを電子回路の演算やプログラミングにより別の音に置換している場合は電子楽器と考えられる。たとえばウィンドシンセサイザは、元々は人の息によって発生した空気の振動であるが、その振動をそのまま使うのではなく、その振動をトリガーとして電子回路上で音を発生させているから電子楽器である。しかししばしば「電子ヴァイオリン」とも呼ばれる電気ヴァイオリン?の場合は、弓と弦との間で発生した音を単純に増幅しているだけなので、むしろエレキギター?と同様の電気楽器である。

ハモンドオルガン?は元々は電気楽器であったが、近年この商標で販売されている楽器は電子楽器になっている。

アナログ式とデジタル式

アナログ電子楽器は、電気回路の電圧・電流・静電容量などの変化を音として取り出すものである。一般に電子楽器とは呼ばれるが、その電流などの変化を空気や物体の振動によって引き起こしている場合は電気楽器?との境界が微妙になるケースもある。

これに対して、デジタル電子機器は、プログラミングにより音を発生・変化させたり、予めデジタル録音?された音を利用して、音を出すタイプの楽器である。「電子楽器」とは言うものの、実際にはプログラミングさえできるのであれば電子である必要はない(但し2013年現在の技術では電子回路を使う以外の方法でプログラミングを実現する実用的な方法は存在しない)。

多くの電子楽器は、初期段階でアナログ式であったのが、いづれも近年デジタル式に変化してきている。純然たるアナログ式の電子楽器としては、テルミンなど、ごく少数のものしかない。

音源の種類

電子楽器の音は次のような方法で生み出されている。

電気回路の波形

初期の電子楽器で使われていたもので、電気回路に発生した波形をそのまま利用するものである。様々なフィルターや発振回路の工夫により、正弦波、ノコギリ歯、矩形波などを取り出していた。初期の電子オルガン?では、正弦波系の音をフルート?ウッド?)、ノコギリ波系のものをストリング?チェロ?)、矩形波系のものをオーボエ?、などと称していた。

アナログ録音

初期のリズムマシン?などでは、アナログ録音?された打楽器?の音を実際に再生しながら音を出していた。

FM音源

FM音源?の登場で、電子楽器の音は画期的に良くなった。一定の「アルゴリズム」に従い、ひとつの音源で他の音源を変調することによって複雑な波形を作り出すもので、ヤマハ?のDX7は、この方法でひとつの時代を築いた。

この世代以降の音源を持つ楽器を一般に「デジタル電子楽器」と言うのである。

PCM音源

生楽器?の音をデジタル録音?した音源である。メモリー(記憶装置)が安価になってきたことから、生楽器の音をそのまま利用して楽器を作ることができるようになった。これ以降、一世代前のFM音源は、特殊な音を作るのに利用されるようになり、ピアノギター?などふつうの楽器の音を電子機器で出す場合は、PCM音源を使うのが主流になった。この変化を「音を作って演奏する」流儀から「音を選んで演奏する」流儀に変化したと言う。

電子楽器の種類

下記のようなものがある。これらは主として奏法による違いであり、音の発生機構は共通である。

テルミン系

テルミン, マトリョーミン, オンド・マルトノ?

シンセサイザ系

シンセサイザ?, 電子オルガン?エレクトーン?など), キーボード?, 電子ピアノ?, ロールピアノ?, リズムマシン?, ウィンドシンセサイザ, ギターシンセサイザ?, ベースシンセサイザ?, オタマトーン?, 電子アコーディオン

DAW

詳しくはDAW?の項を参照のこと。(Pro_Tools?, Cubase?, Ableton_Live?など)

その他

ケロミン?